佐賀から世界へ~炎の経営者ブログ~

ペライチ創業者 山下翔一のブログです

東京で売れるものがなぜ地方で売れないのか?東京脳と地方脳のすすめ

先日、私のツイッターアカウントにて投稿した内容が

とても好評だったのでブログにまとめようと思う。

 

東京ではじめた事業が上手くいき、地方に展開したいと思ったとき、

そのほとんどの場合、上手くいっていない。それはなぜか?

 

いい商品やサービスが東京で売れるからといって、

地方でも売れるとは限らない。それはなぜか?

 

その逆もまた然り。

 

それは「あること」を双方に理解していないからだ。

これから、地方に生まれ地方で育ち、

東京で起業し、日本全国をこの脚で歩き、

「地方に強いサービス」を生み出すことができた私が、

その「あること」の秘密について公開しようと思う。

 

そこには「東京脳」と「地方脳」の違い

とも言うべき感覚の相違があり、

お互いにこれを理解し受け入れない限り

「噛み合わないコミュニケーション」

をやっているようなもので、

いつまで経っても相容れない状態が続いてしまう。

 

東京側(と一部の地方都市の方)と地方側

「どちらが良い、悪い」という

二項対立的な視点ではなく

「どちらもそれぞれに素晴らしい」

と思う方々が増えてほしい。

そして地方と都会の双方の誤解が解け

お互いのコミュニケーションの架け橋になれればと考え

本記事を公開したいと思う。

 

 

東京で売れても地方で売れない…なぜそれが起こるのか?

 

それは東京と地方の「経済と価値観の違い」を理解していないからだ。

 

一方でなぜペライチは、地方で圧倒的に受け入れられているのか?

 

それは私が東京と地方の「経済と価値観の違い」を理解しているからだ。

 

 

東京の経済と地方の経済が違う??

同じ資本主義だろ!!

 

という意見があるかもしれない。

 

でも資本主義という「フレームワーク」は同じでも「ソフト(中身)」が違うんだ。

地方で成功したい人はココを理解しておかねばならない。

 

 

さて、そろそろ本題に。

 

東京は、メリットとか商品やサービスの価値で勝負しやすい。

マーケティングも効きやすい。

いわば「価値経済」がベースだからだ。

 

一方で地方はそれが通用しづらい。

なぜならば地方は「信用経済」がベースだからだ。

 

 

信用経済がベースの地方において、商品やサービスの価値である「何を買うか」よりも

「誰から買うか」の方が価値が高い場合が多い。

 

ペライチで例えると

 

「ペライチはよくわかんないけど、◯◯さんが言うんだったら使ってみるわ」

「◯◯さんがサポートしてくるからあなたにお金を払うわ」

 

そういうことだ。

 

 

そもそも、東京や都会の人たちの方が「価値に敏感」だ。

一方で地方の人の方が「価値に鈍感」だ。それはなぜか?

 

それは、地方が

「あげること(贈与)と、もらうこと(受領)が当たり前」

だからだ。

 

 

地方の有料セミナーで人が集まらないってのはそういうことだ。

「情報はタダだと思っている」からだ。

 

「えー!友達なのにお金とるのー!?うそー!?」

 

そういう感じだ(笑)

 

 

ちなみに「地方は物ぶつ交換の文化だ」ってよく言われるよね。

でも地方出身者の私から言わせると「その感覚は違う!!」と叫びたい。

 

交換になるのは「結果」であって、

「それを求めている」わけではない。

 

正確には地方は「お互いに与えあっている」のだ。

  

 

「物ぶつ交換」というのは、

交換することを前提として「こちらの提供する価値」と「相手の提供する価値」が

釣り合うもしくは許容の範囲内に収まることで「交換が成立」している。

 

地方というのはテイクするために(何かをもらいたいから)ギブするのではなく、

ギブしたいから(与えたいから)しているのだ。

 

 

つまりお互いにギブしているのであって、

結果だけみると「交換になったように見える」のだ。

 

でも実際は交換ではないから「相手からもらうことを期待していない」のだ。

 

 

例えば、私が田舎の人で、魚を釣ってきて近所の鈴木さんにあげたら、野菜をくれた、としよう。

私は野菜をもらいたいから魚をあげてるわけではなく、あげたいからあげたのだ。

 

地方は「価値交換」ではなく正確には「与えあっている」のだ。

 

 

信用経済がベースの地方において、

信用のある人同士の贈与は「当たり前」に行われる。

同時に「受領」も当たり前に行われるのだ。

 

そしてその贈与と受領は、

固定の誰かから誰かへ一方通行で行われるものではなく

インタラクティブ(双方向)に行われるものである。

 

だからこそ地方の人は

「あげることも当たり前」であり

「もらうことも当たり前」なのだ。

 

 

あげることも・もらうことも当たり前だからこそ、

地方の人は「商品やサービスの価値」に鈍感であり、

それよりも村社会における信用の方を価値が高いと感じるのだ。

 

 

ペライチはサポーターという方々をベースとした

「信用を大切にするサービス」だからこそ、

日本中に、特に地方に広まっているのだ。

 

言い換えると「ツール」でしかないペライチが、

サポーターという「信用のフィルター」を通すことで

地方に受け入れられている、ということだ。

 

 

しかも本来であれば我々が最低数ヶ月、

場合によっては数年かけて積み上げるべき信用、

これをサポーターさんが我々の想いに共感することで

力を貸してくださっているのだ。

 

同じユーザー(やペライチではサポーターも)でも、

東京と地方では「感じている価値が違う」のだ。

この違いを理解していない人が多い。

 

 

この東京と地方の違いは、

ペライチが大切にしている「コミュニティ」においても

顕著に現れ、ケアしないといけない。

 

最近はコミュニティという言葉がバズワードのごとく

いろいろなところで使われており、

コミュニティの専門家なる人たちも出現してきた。

 

正直に言おう

「その辺のコミュニティの専門家よりも、

私の方がコミュニティを正しく語れる」

と思う。笑

 

 

大抵のコミュニティ論は東京を中心とした感覚のものが多い。

ひとえにコミュニティと言っても、東京と地方ではかなり違う。

全国的に展開するコミュニティの場合、そこを理解しておかないといけない。

 

その違いを説明するためには、まず、

東京(や一部の地方都市)と地方(いわゆる田舎)での

「人の誕生の瞬間」から考える必要がある。

 

 

都会において、人が生まれるとき、その人は「個」として生まれてくる。

隣に住んでいる人の素性すら知らない分断された社会において、

地域という概念は希薄化し、生まれたときから個を強く意識するのが都会だ。

 

だからこそ都会は「好きなことで生きていく」だったり

自己実現をしよう」みたいな生き方だったりコピーは刺さる。

コミュニケーションの主体が「個である自分」だからだ。

 

 

だからこそ都会は、自分を生きる的な生き方が「すばらしい」と称賛されやすい。

東京には起業家だったりスタートアップが多く生まれるのは、

こういう背景も一助となっていると思っている。

 

このような社会においては「自分がまず幸せになる」という意識が大事だ。

 

 

一方で、地方(田舎)はどうか?

地方は生まれた瞬間から「誰々さんちの子ども」なのである。

 

つまり、この世に生まれた瞬間から「集団の一部」であり、

常に「集団を意識したコミュニケーション」が必要となるのだ。

 

だからこそ「自分一人が幸せになる」や「自分の会社だけ成功する」

という意識ではなく、

「みんなで一緒に幸せになろう!俺がんばるからさ!」

というコミュニケーションが重要になるのだ。

 

そこを間違うと「でる杭」は打たれる。

ハレーション(反発)が起きるわけだ。

 

自分だけ成功しようと思うと、周りは嫉妬ともゆうべき感情をもつ。

地方で成功するためにはこの

「地方特有の嫉妬のマネジメントを怠らない」

ことも重要だ。

 

 

しばしば、東京の起業家が「東京っぽい価値観」のツイートをしたら

「お前は自分のことしか考えてない!」的な批判をしている人をみる。

 

そのような人は地方の人が多いような気がしている(笑)

それくらい価値観やコミュニケーションへの配慮が違うということだ。

  

 

ちなみに、都会においても「家族」というのは特殊なもんで、

集団としてある種の「地域っぽい特性」をもっていて、

家庭の外では「自分を生きる」が称賛されている東京においても

家庭内では「家族のことも考えろ!」となることを押さえておかないと

「嫁ブロック」「姑ブロック」みたいなことが起こるのだ。

ここは注意が必要である。

 

 

ちなみに、地方自治体や地方企業は、

マーケティングを武器として使えるようになっておいた方がいい。

なぜならば、徹底的な顧客視点を身につけることで、

 

①矛として

自分たちの地域の魅力を知り、そして自分たちの地域では無価値なものでも外部の価値を感じてくれる人たちに魅力的に届けることで価値を生みだす(無価値の価値化)。さらに、自分たちの地域内においても、価値を提供する意識をもつことで、信用経済のなかで、さらに信用を深めることもできる。

 

②盾として

マーケティングを身に着けた外的(主に都会の企業等)から身を守るため。信用経済がベースになった地方においても、経済的に苦しくなってくると、あらゆる企業や個人において「信用」よりも「価値」を優先しだす傾向にある。その点で、地方においてもきちんとマーケティングリテラシーを上げておくことが必要なのだ。

 

 

このようなことから、東京ではいくら価値がある商品やサービスでも、

経済や価値観やコミュニケーションの違いを理解しておかないと、

地方展開は難しいということがわかってもらえただろうか?

 

東京と地方のどちらの性質が良い悪いというわけではなく、

違うことをお互いに理解をして尊重することが大切。

 

今回の投稿がそのきっかけとしての一助となれば幸いです。

 

 

そして今回の投稿で何を一番知ってほしかったかというと…

 

「ペライチサポーターって凄いんだぜ!!!」

ということだ(笑)

 

サポーターに興味がある方はコチラも見てね!

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