ペライチ創業者 山下翔一のブログ~佐賀から世界へ~

100以上の法人や国・自治体とのプロジェクトを手がける起業家 山下翔一のブログです

真のマーケティングの民主化とその実現に必要なこと

ブログをだいぶご無沙汰してました。

 

マーケティング民主化」という言葉を聞いたことがありますか?簡単にいうと

 

マーケティングを特定の企業や個人だけでなく、広く一般的に使われるものにする」

 

ということですが、私も以前からペライチでやりたいこと一つとして話していますよね。

 

そして最近、「ネットの普及によって日本でもマーケティング民主化が起きている」としばしば耳にすることがあります。

 

しかし、私が全国を飛び回って感じるに、実態はまだまだ。民主化しているとは到底言えないと思います。

 

マーケティング民主化って言ってる人は大体リテラシーの高い人

なんでそういう勘違いが起きるかというと、地方創生でも「地方にろくに行ってない人が地方創生を語っている」ことがあるように

 

『デジタルに住む人が真にアナログな人の声に耳を傾けずデジタルネイティヴな感覚をもって「あぁ、最近誰でも使える便利なサービスがでてきたなぁ」とか感じちゃったり、ネットを使ってる人や自社サービスのユーザーの声だけをきいてマーケティング民主化が起こっていると勘違いしている』からだと思います。

 

はたして、100万人が使えれば民主化なのか?

少なくとも数千万人が実現できて本当の民主化ではないか?

 

真のマーケティング民主化の実現に必要なこと

本当の意味でマーケティング民主化を実現するにはネットを利活用していない人の、特にネットの利活用が遅れている「地方の人たち」の声に耳を傾けねばならない。だから私は今でも多くの時間を地方の方々との対話に費やしている。

 

ではなぜ、まだネットがこれだけ普及した今もマーケティングは真の意味で民主化してないのだろうか?私が感じていることとしては次の2点だ。

 

  • ハードルが高い(日本国民のITリテラシーの低さ、ネットサービスの技術的・金銭的ハードルの高さ など)

 

  • やれるけどやろうとしない(危機感がない、面倒臭い、時間がない など)

 

前者に関して、ネットサービスのハードル自体はかなり下がってきたように思える。もちろんペライチもそうではあるが、他にもかなり利用ハードルが低い事業者向けサービスがたくさん日本にもでてきたと言えます。

 

しかしながら、それでも、サービス提供側がどれだくハードルが低くなったと思っていても「地方でまだネットを全く活用していない方々、特に年配者の方々には我々が思うよりも遥かにハードルが高い」というのが実情です。

 

さらに、そのハードルを超えられたとして後者という第2のハードルが待っています。

 

デジタル上でのアプローチ・フォローの限界

現在のマーケティング民主化を目指すスタートアップやベンチャー企業では、それこそデジタル領域をメインにリードの獲得やナーチャリング、CRMを行っている。

 

しかしながら、上記のような方々にデジタル上だけでアプローチしても限界がある、成功したとしてもたかだか数百万人しか使わないし、仮にサービスを使ったとしても彼等の成長にはつなげられないことが多いだろう。

 

真の民主化を実現するためには

もちろんネットも必要だが、肝は「リアル」にこそある。

そう感じている。

 

いま現在ネットを活用できている人ではなく

「まだネットを活用できていない人」にこそ

広めていかなければならないからだ。

 

そのためには、

  • やれない人、やらない人の背中を押す
  • やれない人、やらない人に伴走してあげる

そんな「身近な存在」が必要不可欠だと感じている。

 

雇用しようとすると破綻する

一方で、ビジネスとみたときに「ITリテラシーが低いけど助けたい人々」は当然、とりわけ手間がかかる。それに対して全国に支社をつくり、社員を雇用して対応しようとすると、採算が合わないのは明白であり、かつそのような場合は自社サービスを無理に売り込んでしまう可能性が高く、フォローされる側にとっても健全ではなく、真の意味でのマーケティング民主化には繋がらない。

 

真のマーケティング民主化におけるポイントは、

 

  • 短期的な利益を求めない個人や法人が広めるべき(助けるべき人はあまりマーケティングに投資できない人だから)。
  • 特定の会社やサービスに傾倒する存在ではなく、助けたい相手をファーストに思えて伴走できる存在であるべき。
  • それらの条件に合致しフォローできる方が全国に数万人〜数十万人単位で必要。
 

これはかなり無茶苦茶なことを言っていると思います(笑)でも本当にそれくらいやらないと本当の意味でのマーケティング民主化は実現できないと思います。それでも私は本気でマーケティング民主化を目指しています。

 

肝は全国各地にいるサポーター

ペライチには47都道府県サポーター制度というものがある。

peraichi.com

現在、認定済みの方で130名超、これから認定する予定の方を含めると200名以上の方が全国にいらっしゃいます。

 

このサポーターとは一言でいうと

「私やペライチの想いに共感し、自分の地元や住んでいる地域の人や企業を助けたい!応援したい!心からそう思える方々。」

です。

 

ここでいう私やペライチの想いとは、ざっくりとはこんな感じのことです。

saga-world.hatenablog.com

 

サポーターさんたちは、ペライチにユーザーを紹介しても、有料会員を紹介してもペライチからは1円ももらえません。なぜなら私は「サポーターさんとメリットでつながるのではなく想いでつながりたいから」そして「サポーターさんはペライチを第一ではなく目の前の助けたい人を第一に想ってほしいから」です。

 

私の思う真のマーケティング民主化とは、民主化のさらにその先の『その人やその企業の幸せ』を第一に想える素晴らしいサポーターとだからこそ、実現しうる世界なのだと考えています。

 

私たちは地方の個人や中小零細企業の方々の成長に寄与し、真のマーケティング民主化を実現してくださる素晴らしいサポーターを募集しています!

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