佐賀から世界へ~炎の経営者ブログ~

ペライチ創業者 山下翔一のブログです

お金=価値だと思ったら大間違い!「お金と価値と信用」について

昨年、ほとんどブログを書かなかったのですが、年も変わり、ちょうど声帯結節で声が出せない状況なので、なんか書こうかなと思っておりました。

 

新年一発目は、商売やビジネスをやる上で理解しておかないといけない『お金と価値と信用』について書きます。

 

仕事柄、年間で何百人と経営や事業について相談に乗るのですが、商売をやる上できちんと押さえておかないといけない、『お金と価値と信用』を勘違いしている人が本当に多くて、そのせいでいろんなところから被害報告を受けています。

 

セミナーで騙された!」とか「◯◯さんのマネしても全然上手くいかなかった!」とか。

 

話を少し聞いてみると、

 

「それってビジネスとして成り立ってないよね!?」

 

ということがめちゃくちゃ多い。

 

 

「自分のやりたいことや好きなことで生きていく」

 

聴こえはいいんだけど、商売において自分のエゴを押し付けることばかりやってませんか?

 

対価をお支払いいただいた方にきちんと価値は生めていますか?

価値を期待してお支払いいただいた方々の期待を裏切っていませんか?

自分や誰かの信用を食いつぶしてお金に変えていませんか?

 

 

はじめに前置きをしておくと、私は本とかほとんど読まないので、このブログは自分の体験してきた感覚を言語化しただけです。

 

なので「あの本ではこう表現してた」とか「それって誰々さんが言ってた◯◯のことだよね」とか言われても知らないのであしからず(笑)

あくまで山下的解釈ということで。

 

 

まず、言いたいのが、ビジネスの100歩手前というか、商売の前に、、、

 

『自分の商品やサービスに愛があるだろうか?』

 

『それらに誇りをもてているだろうか?』

 

『顧客という一人の人間を想いやれているだろうか?』

  

『その相手に寄り添えているだろうか?』

 

ということです。

もし、それらがなければ、商売の以前に、それらをもっていただきたいと思うところです。

それらが商売の原点だと思うからです。

 

 

さて、本題である『お金と価値と信用』について。

 

お金というのは『価値に対する対価』なんですよね。

決して『価値=お金』じゃない。

 

お金ってのは本来、お金を払う側が価値を感じて、

もしくは価値を期待して、それに対して妥当な金額を支払う。

 

予め定価を定めたサービスや商品を買ってくれるということは

原則、購入者がその定価以上の価値を感じた、もしくは期待した、

だからお金を払ってくれるわけですよね。

 

期待したのにそれほどまでの価値を感じなかったら、

リピートしない、もしくは悪い口コミを生む、シンプルですよね。

 

 

そして価値ってのは絶対価値ではなくて、相対価値。

自社の商品やサービスにどれくらいの価値を感じるかは

人によって変わるというのが前提です。

 

だから、私の場合は、今でも何社・何人かコンサルを請けていますが

最低限度の報酬設定はしているものの「定価と契約期間」は設定していません。

 

相手によって自分の提供できる価値が変わるのと

相手の努力によってどれくらいの期間で独り立ちするかが変わるからです。

 

あと、契約が成立したとしても、

報酬よりも自分が提供した価値が下回ったと思ったときは

減額もしくは報酬をいただいていません。

 

「お金」ではなく「提供できる価値」と

それによる「信用」を大切にしているからです。

 

 

お金と価値の関係でいうと、一つ忘れてはいけないのが、

「価値を感じてもらうこと」と「どれくらいお金を払えるか」は

また別問題ということです。

 

これをごっちゃにしてはいけない。

 

世の中、価値は感じているが

「感じている価値ほどの対価が払いたくても払えない」

という人はたくさんいます。

 

そしてその逆で

「さほど高い価値は感じてないが、高い対価を払う」

という人もいます。少ないですが。

 

これは、単純に同じ金額だとしても

「自分のお財布に対する痛みが違う」からですね。

当然、所得の違いや資産の多寡も関係あります。

 

 

そして、ビジネスや商売においてとても大事な「信用」ですね。

 

基本、ビジネスにおける取引は、自身の「信用」を超えては行われない。

 

大きな金額を発注してもらえる、

大きな金額を集めることができる、

それは自分にもしくは自社にそれだけの信用があるからです。

 

たとえ、自社の商品やサービスに価値があると感じてもらっても

社会的信用がなければ発注してもらえないかもしれません。

 

大企業さんなんかにはよくありますよね。

ちゃんと取引先が信用できる存在か?

それが大事なんですね。

 

銀行なんかもそうですね。

どれだけ商品や事業計画が魅力的でも、

信用がないと融資は受けてもらえないですよね。

それだけ信用というものは大事なんですよね。

 

ちなみにペライチも初めは信用なんて微々たるもんでした。

だからこそ、サービスをリリースする前から、

上場会社3社をはじめとする10社ほどと水面下で提携をはかり、

リリースと同時に2週間に1回ほど提携のプレスリリースを打ちました。

 

そうすることで、メディアの方々やユーザーさんや一般の方々にも

「ペライチは上場企業とも提携できるほどに信用できる会社だ」

という認識がされるようになったんですね。

それによって事業連携がやりやすくなりましたし、

メディアへの掲載も大きく増えました。

 

 

なのでご自身の商売で

「売上があがらない(泣)」

「商品が売れない(泣)」

というときには、

・価値を生めてないのか?

・価値が伝わっていないのか?

・信用がないのか?

こういったことを考える必要がありますよね。

 

 

ちなみに「信用があれば必ずしもモノが売れる」わけでもありません。

 

あくまで、お金は価値の対価。

もちろん、貯まった信用によって「価値への期待」は高まりますから、

新商品だったり新サービスをだしたときには「期待に対してお金を払ってくれる人」はいるでしょう。

 

しかしながら、サービス提供者として意識すべきは、あくまで、

「正しく価値を生むこと」です。

 

でないと「期待したものが期待はずれ」になれば、

一時的には現金化するかもしれませんが、長期的には、

せっかく貯まった信用が減っていくからです。

 

あくまで「お金」というのは「価値に応じた対価」として支払われるべき。

ということです。

 

最近はクラウドファンディング等でも集金はカンタンになりました。

特に信用が高い人や、価値の期待できるプロジェクトについては

大金が集まることも少なくなくなってきました。

 

そんなときでも、お金が集まったから万歳!ではなく

お金を払ってくださった方が何に対して対価を支払ったのか?

を意識してほしいのです。

 

例)

リターンが魅力的だった → リターンで価値を提供しないといけません

企画者の信用で応援した → お金が集まったあとの「行い」の方が大事です

 

お金が集まったからといって、自分の実力だ!とか、大きな支持を得たからなんでもやっていいんだ!ということではなく、お支払いいただいた方々の期待に応える義務があるのです。

 

それをなおざりにしていると、確実に信用は減っていきます。

 

 

ここ数年、こんなに嬉しいことを言ってくださる方がたくさんいます。

 

「山下さんのセミナーは安すぎます!!」

「こんなに濃い内容でこんなに安いのですか!?100万円でも払います!!」

 

これは個人的には嬉しいこととして捉えていますが、

私は、セミナーで儲けようと思っていないし、

極力どんな方も受けてもらいたいと思っているし、

お越しいただいた方の大事な時間とお金をいただいている以上、

「今まで受けた講演のなかで一番価値を感じた!!」

と思ってもらいたいと思っているので、当然といえば当然です。

 

だから1回の講演でも、対象が誰であろうと、どこであろうと、

たとえ報酬がなかったとしても、一期一会、誠心誠意、対応したいと思っています。

 

 

一方で、こんなこともよく聞きます。

 

「こないだ参加したセミナーが◯万円したんですが全く身になりませんでした!」

「コンサルに◯十万円払っているのですが全く売上につながりません!」

 

これ、本当に要注意ですよねぇ。

 

まず「身にならない」とか「売上につながらない」ってのは「結果」ですね。

 

その結果に繋がったことを要素分解する必要がありますよね。

どこに要因があったのかをつきとめるために。

 

・そもそも相手が悪いんでしょうか?

  → 自分は言われたことを行動できたのでしょうか。

    もしかしたら「相性」の問題かも、それを判断できなかった自分の責任かもしれませんよ。

    少なくとも相手のせいにしているだけでは改善は見込めないですよね。

  

・仮に相手が悪かったとして、何が問題だったのでしょうか?

 

 

よくね、セミナー講師とかで見かけますよねこういうキャッチコピーとか実績。

 

スマホで◯◯するだけで収入××万円アップ♪」

「独立後たった◯ヶ月で月商××万円を達成!そのノウハウ教えます!」

「あなたもなれる!1日たった◯分で月収××万円!」

 

よく見るなー、こういうプロフィールの方がFacebookで友達申請きても

私は絶対に承認しないやつですね(笑)

 

 

もし仮に「起業後半年で月商100万円を達成!そのノウハウ教えます!」

とうたっているコンサルチックな方がいらっしゃったとして、

あなたはその方に教えを請おうか迷っているとします。

そんなとき、何を考えたらいいのでしょうか?

 

そもそもですね、その人に信用があるかをきちんと考えないといけないですよね。

 

月商100万円なんて騙したり搾取したりしたら一瞬でいく金額なんですよ。

もう一瞬です。50万円の商材を2つ、100万円の商材を1つ売ったらそれで終わりですから。

 

その人は

・どこの誰で

・どんな価値観をもっていて

・どんな商品・サービスを

・どんな方法で

・誰にどれくらいの価値を生んだ上で

それを達成したのか?

 

これをきちんと理解することが大事ですよね。

本来はお金を払う前に。

 

これ、鍛えたり、信用できる人脈が増えると(リファレンスなんかで)、

一瞬で判断できるようになるんですが、まずはきちんと意識することが大事ですね。

 

 

「100万円を売り上げた」というのは結果なわけです。

大事なのは「お客さんはその人の何に対して対価を支払ったか」が大事。

 

その人の信用によって集まったものか?

はたまた他人の信用を借りて集まったものか?

 

その人自身が生んだものに価値があったのか?

それとも他の誰かが生み出した価値を借りたのか?

 

そして、それらは貴方が実践できるものなのか?

それらは再現性があるものなのか?

再現性はあるが、それはあなたの信用を毀損するものではないか?

 

 

「実績」として見せるのはカンタンなんだけど、

大事なのはその中身。

 

それらはきちんと意識して自分の責任の上で、

判断してほしいと思います。

 

 

冒頭にも言いましたが、個人でもビジネスが簡単にできる時代になり、

「自分のやりたいことや好きなことで商売をしたい!」

そう考える人も明らかに増えている実感があります。

 

それ自体は素晴らしいし、ペライチとしても私個人としても応援していますが、

人様からお金をいただくということは「相応の責任が生じる」ことも併せて

理解しておかないといけません。

 

売上をあげればなんでもいい。

そんな意識では、生きていくために必要な本当に大切な信用がなくなってしまいます。

 

お金をいただく以上、きちんと価値を生み、

その対価として適切なお金をいただく意識をもちたいものです。

 

そしてその価値を生む方法はいくらでもあります。

誰かの商品やサービス、ノウハウをそのまま売ることもできます。

 

ですが、あなたの価値を最大限高める最良の方法は

あなた自身の内に秘める魅力を磨いていくことにこそあると思います。

そのためにはまず、自分の魅力に気づくこと。

 

自分の魅力に気づき、それを日々磨き、価値を生める人になって、

一人ひとりのお客さまに寄り添うことで、小さな信用を積み重ねていってほしいです。

 

そうすれば、お金と信用が正しくついてきて、

あなたの人生を豊かにし、幸せに導いてくれることでしょう。

 

 

最後にもう一度、質問します。

 

対価をお支払いいただいた方にきちんと価値は生めていますか?

 

価値を期待してお支払いいただいた方々の期待を裏切っていませんか?

 

自分や誰かの信用を食いつぶしてお金に変えていませんか?

 

もしできていないとするならば、それは商売ではなく、

「詐欺」もしくは「搾取」かもしれませんよ。